関東と関西では畳の大きさが違うとよく言われています。実際に、どれくらい違うかというと、この図を見て下さい。
京間サイズが一番大きく、江戸間サイズが一番小さいサイズになっています。
京間サイズは、主に関西、中国、四国、九州地方に。
中京間サイズは、福井、愛知、岐阜、三重に。
江戸間サイズは、静岡以北の関東地方を中心に使用されています。
●なぜ、こんなに大きさに違いがでたの?
それは、地域によって家の建て方が違っていたからなんです。
関西地方では、畳の大きさをもとに家を造っていました。そのため、「畳と家具を持って引っ越しをする」といわれたほど、畳はどの家に持っていってもピッタリと合っていたそうです。
関東地方では、家を建ててから畳をはめ込む方法をとっていました。柱と柱の間の寸法を測り、そこに合うように畳を造っていたので、柱の分だけ畳が小さくなったと考えられています。
「畳が先か、家が先か?」という事により、畳の大きさの差が生まれたといわれています。
●畳の大きさは三種類。でもゴザの大きさの種類は・・・?
畳の大きさの規格は、京間・中京間(福井間)・江戸間とあります。しかし、畳のゴザのサイズは京間と江戸間の二種類しかありません。
中京間(福井間)と江戸間の部屋の畳は、江戸間用のゴザを使用します。
京間の部屋の畳は、京間用のゴザを使用します。
「お客様のお部屋は中京間(福井間)になります。この広告の品は江戸間用のゴザの価格なので、別料金になります」と、ある畳店から見積を頼んだときに言われたとお客様から聞きました。
このようなことを言う畳店には充分にご注意ください。
江戸間用のゴザは、中京間(福井間)のお部屋で使用できます。